外壁塗装は安いリフォームではありませんから、慎重に業者選びをしなければいけませんが、実際に必要となれば待ったなしで行わなければいけません。

 

その理由は、家を適切にメンテナンスしなければ家を傷めることになりますし、壊す家ならまだしも、住む家ならば結局メンテナンスを先延ばしにしても、後で必要になるからです。

 

こちらでは、外壁塗装に適した時期と相場を分かりやすく解説していきます。

外壁塗装は梅雨時期以外なら問題なし

まず外壁塗装をする場合には雨が降っている状況で行うことはできません。

 

日本の気候では3日に1回、雨が降るような割合であり、これが若干崩れる梅雨時期においては外壁塗装をするのに適していない時期ということができるでしょう。

 

業者によって若干ながら基準は異なりますが、外壁塗装で使う塗料の関係上、塗り作業については温度が5度以下・湿度が85%以上では作業をしません。

 

気温においては日中に作業をすることを考えれば、寒冷地を除くほとんどの場所では5度を超えますので、1年中問題なく外壁塗装の工事ができます。

 

また湿度においても夏場において高くなるケースはありますが、雨でも降らない限り日中は作業中止基準以下になるでしょう。

 

↓例:ヤフー天気より夏場の湿度予報↓

ヤフー天気:湿度予報

 

以上より、外壁塗装に適した時期は、梅雨時期と夏場の雨上がり、寒冷地の低温を考えれば、3月から5月の春口、10月から12月の秋口が適しているといえます。

気温が5度以下・湿度が85%以上で塗り作業をしない理由

外壁塗装中

外壁塗装をする場合には、気温が5度以下で湿度が85%以上では塗り作業をしません。

 

これは塗料を乾かす必要があるためです。

 

外壁塗装に使われる塗料の中には、家の保護成分や色成分などが含有されていて、これが乾いて塗膜になることで、塗料の効果が発揮できるわけです。

 

しかしながら、塗膜を形成するために乾かなければ作業が進みませんよね。

 

さらに外壁塗装は3度塗りが基本ですから、前2回分が乾かないということは、次の作業に進むことができないことが分かります。

 

つまり、外壁塗装の塗り作業をする上で気温や湿度の制限があるのは、塗料の乾燥によるところが影響していて、良心的な業者であれば作業工程を遅らせてでも、こういった作業不適な日に塗り工事を行わないということになります。

外壁塗装の相場

外壁塗装業者1

最近は相見積もりをする方が増えていることもあって、A業者では150万円、B業者では100万円、C業者では80万円と、業者によって見積の開きがあることに驚くようです。

 

「外壁塗装の相場があってないようなものだ」とは言われますが、実際にはかかる費用を逆算すればそれほど難しいものではありません。

 

外壁塗装の費用内訳については後にお話ししますが、一番大きな費用の項目は人件費です。

 

また費用内訳で一番なくしたいのは仲介手数料です。

 

「外壁塗装で仲介手数料?」と思われるかもしれませんが、実際には子請け・孫請けの業者など別に珍しいことではありません。

 

そしてここからが重要なのですが、上の例ではC業者が80万円で安いので、それを理由に業者を決めるようなことはやめてください!

【注意】費用は安ければよいわけではない!

先ほども言いましたが外壁塗装の相場は費用から逆算すればだいたいの相場というものは見えてきます。

 

つまりは仲介業者が多く入っているという例を除くならば、基本的には人件費がかかって塗料・足場の費用が掛かるというわけです。

 

さらにここの人件費については人の数と作業量、作業時間によって変わってくるのですが、この作業時間というのはとても重要な要素です。

 

外壁塗装は3度塗りを基本としていますが、人件費を減らすためにこの複数塗りを省略するようが業者がいます。

 

また材料に関しても塗料は薄めて利用するのですが、基準よりも多く希釈することで、材料費を削るということも考えられます。

 

希釈率を多くすることで粘度が低下することもあって、塗り作業も早く楽になりますから、人件費の面でも削ることができるわけです。

 

ここまで見てわかるように、安いというのはそれなりの理由があるというわけです。

 

もちろん、不当に高い金額を払うことは避けなければいけませんが、作業工程などについては業界のことがわからない一般の人であっても、多少理解しなければ見積りが良いのか悪いのかわからないので、業者の判断が難しくなります。

 

そのため、こちらでは簡単に業者の良し悪しがわかるように説明しますので、引き続きその点を確認していきましょう。

業者の選び方

ここまでただ費用が安いだけの業者を安易に選ぶのはやめましょうと言いましたが、大切なのは工事の内容です。

 

重要な点を箇条書きしますので、まずは全体像を把握してください。

 

  • 汚れ落とし(ケレン)作業は数日かけて行われるか
  • 塗料の種類は耐用年数や効果を反映されたものか
  • 塗り作業は3度塗りをしているか
  • 施主(あなた)の意向を見積りで反映する業者か
  • 地域で評判が良く実績があるか

 

他にも経営状態は安定しているかだったり、人当りは良いかなんていうのもありますが、実際にそこまで調べるのはなかなか難しく、また人当りが良いことが良い作業をする基準にするのはナンセンスです。

 

上の箇条書きは作業工程表を見て判断できるものも多いために、見積もり段階でどのぐらいの作業になるのかを大雑把に聞いてみるのが良いでしょう。

 

なお、外壁塗装の日数については2週間前後が一般的です。

 

最近は外壁塗装もデザイン的な面で評価されることも多く、さらには塗料の効能もインターネットで見る時代になりましたから、その点について業者に相談できるというのは大切な点です。

 

最後に良い業者というのは実績が伴うものですから、過去の実績などについて聞いてみて、可能ならばその施工した家の人に聞いてみるのが確実です。

 

外壁塗装に関しては問題が生じ始めるのは3年から5年経過してからですので、3年から5年前に施工した近所の家に聞いてみるようにしましょう。

 

なお、厳密には個人情報の兼ね合いがありますから業者としてもそれを理由に拒否される可能性はありますが、外壁塗装の場合には良い業者は何十年も付き合いがありますので、業者側から過去に施工した家の人に了承を得ることはそれほど難しくないことと考えています。

 

必ずしも過去の施主と話しができるとは言えませんが、それができるというのは良い業者の証といえるのかもしれません。

悪徳業者の特徴

どの業界にもいわゆる悪徳業者がいますが、外壁塗装の場合には相場が見えづらいこともあってその割合も低くはありません。

 

2018年現在で、消費者の苦情発生は1日に15件と言われていて、工事費用も安くないことを考えると、この件数は異常であると言えます。

 

ただし、厳しい言い方ではありますが業者を選んだ人の責任も当然あります。

 

世間知らずな若者ならまだしも、家を持つのは一般に判断能力がある大人ですから、その大人が自分が決めて契約をしたことに、いくばかりかの責任はありますよね。

 

ここで決定した責任について考えるというよりも、その安易な決断は実際にお金と時間、失敗した工事などで払っていますので、それ以上に追及するつもりはありませんが、やはりそうならないように気を付けなければいけないのは言うまでもありません。

 

さて、悪徳業者を選んでしまった責任は結局施主が負うことなるということですが、できる限り悪徳業者に当たらないための方法を3つにまとめました。

 

  • 極端に安い見積もりを出す業者
  • 過去実績が不明瞭な業者
  • 今なら安くできると期間限定で成約を迫る業者

 

他にも身なりなどあげてもよいのですが、前にもいったように姿で判断するのはナンセンスで、頭の良い悪徳業者ならば身なりを整えてきますので、そういった安易な基準は騙される原因になります。

 

重要なのは適切な外壁塗装工事をするのかどうかや、相場が納得できないほど高くないか、という点で見ることです。

 

その点を考えると極端に見積もりが安い場合には手抜き工事を疑う必要があります。

 

手抜き工事をする業者が悪徳業者かどうかといえば個人の差によりますが、多くの人は作業を適切にしたいはずです。

 

というのも、安い予算でほどほどによって欲しいという人にとってはこのような業者はむしろ優良業者であるからです。

 

ただし、後に話す耐用年数を考えるとしっかりと工事してくれたほうがトータルコストでは安くなりますので、ここでは10年以上工事しなくてよい外壁塗装をすることを前提で考えています。

 

そのため、手抜き工事をする業者は厳密には悪徳業者ではないとしても、こちらでは悪徳業者としています。

 

また、良い業者というのは地域でそれなりに実績があるわけで、地域密着型の業務なのに地域で評判が悪かったり、評判がなかったりするのは考え物です。

 

長くやっている業者が一番良いとはいえませんが、悪徳業者かどうかを見るためには重要な要素といえるでしょう。

 

最後にキャンペーンやモニターなどをうたって、割引などを見せてくる業者は気を付けたほうが無難です。

 

実際にキャンペーンやモニター割引はありますが、良い仕事をする業者ほどそういったことはせずに、作業の質を高めることをしますし、作業の質に見合った利益をとることを考えます。

 

逆に考えれば、業者としてどこも作業の質は同じだから成約させる理由を作らないといけない!という商業的な思惑があるということは、自ら作業の質について疑っていると考えられなくもありません。

 

繰り返しますが、良い職人は良い仕事をして、それに見合った利益をとりますから、安いこと・安くできることはそれなりの理由があるということを考えてみてください。

 

ちなみに悪徳業者は利益率や利益額を重視することが多いので、広告を打たないこともあって、訪問販売が基本です。

クーリングオフが適用できる訪問販売

押し売りの典型例である訪問販売は、人件費以外に広告費用が掛からない手法です。

 

訪問販売をする人によって成果は違えど、基本的には広告効率の良い物の売り方と言えます。

 

そして外壁塗装においてもこの訪問販売を積極的に行われていて、外壁塗装を決めるきっかけの7割がこの訪問販売なのですね。

 

あなたも年に数回以上は外壁塗装の訪問販売を受けていませんか?

 

先ほど訪問販売をする人によって成果が違うと言いましたが、そういったこともあって押し売りなどに近いやり方をする人も少なくありません。

 

ただし、外壁塗装の場合には押し売りしても簡単に売れるような単価ではありませんから、逆に引くことをうまく使っているわけです。

 

この点が先ほどお話ししたキャンペーンやモニターによる割引や値引きということになります。

 

外壁の状況が悪くなってきたので急いで直さなければいけないという状況があったとしても、明日いきなり崩落するようなことはめったにありませんから、急いで業者を選ぶ必要はありません。

 

今日契約すれば半額などさすがにできすぎている!と考えて問題ありませんから、他の業者とも比較をするようにしてくださいね。

耐用年数の考え方

耐用年数を迎えた家

外壁塗装の塗料は年々進化していて、今一番人気があるのは光触媒系のものです。

 

進化するごとに耐用年数は伸びてきていて、一昔前のフッ素では10年から15年、現在の新素材では20年に迫るものも出ています。

 

とはいえ、そのような塗料は金額が高く、塗料の金額が安い場合には4年から6年という短い耐用年数となってしまうため、このようなトレードオフの関係を見ることができます。

 

ただ無駄にお金を払いたくない場合には、耐用年数が長い塗料を利用するほうが得策です。

 

というのも、外壁塗装で一番高い費用は人件費であり、また足場も何度も組むことになりますので、この部分は重複してかかってしまいます。

 

例を挙げると耐用年数5年の場合と耐用年数10年の場合で、それぞれ50万円の工事費用・80万円の工事費用であった場合には、10年サイクルで考えると耐用年数5年では100万円のトータルコストがかかります。

 

耐用年数10年ではトータルコストで80万円ですから、その差額分だけ得であり、多くの場合にはこの差額は人件費と足場代ということになります。

 

ここでは分かりやすい例としてみましたが、実際にはもっと差が開くものと考えています。

 

さて、耐用年数によってトータルコストが変わってくるということを言いましたが、この点は塗料によって変わってくるものです。

 

その塗料の種類について簡単に見ていきましょう。

塗料の種類

塗料の主な違いは耐用年数と費用です。

 

なお、塗料の種類は同じなのに業者で違う相場というのは、塗料の種類だけでなく溶媒が水性や油性、硬化剤の含有済みかどうかという点で変わってきます。

 

そのため、費用に関しては目安として塗料種類の比較に利用するようにしましょう。

外壁塗装の塗料種類比較表

種類耐用年数単価目安(平米)
アクリル6年から8年1500円
ウレタン8年から10年2500円
シリコン10年から15年2800円
ラジカル12年から15年3000円
フッ素15年から20年3500円
遮熱15年から20年3800円
光触媒15年から20年4000円
無機20年から25年4500円

 

外壁塗装というのは家の色を変えるというデザイン的な視点もあります。

 

多少トータルコストで損をしても定期的に塗り替えたいという方にとってはアクリルやウレタンも選択肢の一つです。

 

ただし、最近人気があるのはガイナなど特殊な効果がある塗料や高耐久塗料が人気であり、家にかかるコストを節約したいという考え方が反映されているものと思われます。

費用の内訳

外壁塗装の費用については家のサイズや業者の想定利益、また仲介している業者の手数料によって変わってくるので一概には言えませんが、ここでは最低限かかるコストについてお話ししますね。

 

  • 足場:20万円
  • 洗浄:10万円
  • 塗料:30万円から80万円
  • 付帯部:20万円

 

これらを見て足してみると、外壁塗装の相場は80万円から130万円ということが分かります。

 

家の古さや業者の想定利益を足したりすると150万円、また高い業者では200万円ということもあり得ます。

 

とはいえ、別にほとんどの場合に法外な要求ではないといえ、外壁塗装工事の内容と費用が妥当かどうかを業者間見積もりで比較することが大切です。

外壁塗装の相見積もり:正しい使い方

外壁塗装リフォーム等見積書3

外壁塗装の費用についてみてきましたが、そろそろ業者間でどの点をみていくのが適切なのか、わかってきたのではないでしょうか。

 

まずは大切なことなので何度もいえば、何に替えても費用を安くしたいという場合を除けば、安易に見積もりが安い業者を選ぶことはやめましょう。

 

耐用年数などの点や手抜き工事の可能性も考えられますので、作業工程表などを見て適切な工事に対する費用かを見るべきで、あわせてあなたの意向などを反映されているのかを確認してください。

 

これらを比較するために相見積もりをとる必要があります。

 

というのも、外壁塗装の専門家でない限りはただもらう見積書を見ても、その金額が妥当かどうかわからないからです。

 

家の状態や大きさはそれぞれ違いますから、一概に外壁塗装の相場はこちらです!と言えないことも理由の一つです。

 

なお、絶対にやってはいけないことは相見積もりで値切る行為です。

値切ってはいけない理由

家についてそれぞれ個性があるという話はしましたが、工事にかかる費用や工数、材料や人件費など、実際に見なければわからないのですが、この見積もりは通常無料で行われます。

 

ただし、手間としてはあなたの家まで行って実際にどのような状況かを確認したうえで見積もりを算出していますが、業者間で安さを競っているわけではないのです。

 

当然安いに越したことはありませんが、家のメンテナンスについては安ければ品質なんて気にしないという方はいないはずです。

 

例えるならば、手術などで自分の体を預ける医者を費用で比較して値引きするようなもので、医者に対して失礼であることは普通に考えればわかることです。

 

外壁塗装についても家の医者のようなものですから、外壁塗装の業者に対して、比較値切りをするようなことは絶対にやらないようにしてくださいね!

外壁塗装の業者をプロに選んでもらう

ここまで見てきたように外壁塗装の業者を選ぶことは簡単ではありません。

 

良く言う口コミで選ぶというのも手ですが、近所の家の工事をした業者が必ずしもあなたにとって良い業者とは限りません。

 

一時の費用を重視しているのか、トータルコストを重視しているのか、デザインを重視しているのかは、人それぞれ違うからです。

 

そのため、外壁塗装業者の評判や口コミを参考にしながらも、結局はあなたの目的と工事内容に合わせた費用で業者を決めるのが一番なのです。

 

とはいえ、なかなか決めるのが難しいという方は外壁塗装の業者選びをプロに任せましょう!

 

これはあなたがどのような外壁塗装をしたいのか、電話で相談することができて、しかもその条件に合う業者を数社候補を出してくれます。

 

最大の特徴は普通専門家に聞けば相談料がかかるわけですが、完全に無料で使うことができます。

 

もしあなたが外壁塗装の業者選びで失敗したくないと考えるならば、今すぐ相談をして良くわからないことなど解決してみてください。